【試合結果】大塚 隆史 vs カリッド・タハ バンタム級トーナメント2回戦
ルール
試合結果
3R 2分23秒 フロントネックロック
試合内容
「まずは大塚が準決勝進出! 無敗のタハに一本勝ち!!」
バンタム級トーナメント2回戦(準々決勝)。1R、
2R、
3R、大塚が右ローを打ってから、
大塚は「最高です!(タハは)無敗だけあって力が強いし、
試合後インタビュー:カリッド・タハ
「早めにフィニッシュをしなくてはという気持ちがあって」
——試合を振り返って、いまの率直な気持ちを教えてください。
タハ まず自分の試合を見直してみたんですけど、起きてしまったことは起きてしまったことでしょうがないですが、試合を支配していたのは間違いないですし、全体もよく見えていました。非常に良い気分で試合を進めていたし、トレーニングでやってきたこと全部できたんですが、一箇所のミスを突かれてしまい、そこはどうしようもないと思っています。
——一箇所のミスというのは?
タハ ちょっと不注意な瞬間があって、そこが原因でとられてしまいました。
——試合終わって間もなくですが、今後の目標などはありますか?
タハ 来年5月のイベントに呼んでいただけることになりました。それまでにもっと強くなってくるし、今回のようなミスをしないように自分をブラッシュアップしてきます。
——1ラウンド2ラウンド非常に良い流れでしたが、どういう風に試合を持って行こうとしていましたか?
タハ 1ラウンドも2ラウンドも、膝も拳も非常によく使えていて、相手はレスリングに持ち込もうという方針しか見えなかったので、それに合わせて3ラウンド目のときに、極めていく気持ちで臨んだんですが、そこで極められる瞬間を逃してしまったといえると思います。
——どういうゲームプランでしたか?
タハ そもそもゲームプランはいつも立てません。トレーニングを全力で積んで、感じるままに試合展開に任せながら自分のやりたいことをやる。今日もグラウンドに持ち込まれたけど、そのときも不安は感じなかったし、いい感覚のままやっていました。ポイントだとしたらテイクダウンは20パーセントしか占めませんし、相手にダメージを与えたという要素が強いので、有利な感情で進めていたのですが、早めにフィニッシュをしなくてはという気持ちがあって、偶然に任せて相手に負けるようなことがあってはならないと思っていたのですが、それをやられてしまいました。
——前回と今回、世界のトップクラスと闘ったわけですが、いかがでしたか?
タハ 非常に学ぶことも多かったですが、レベルが高すぎるということはありませんでした。この前もKOで勝てたし、今回も私の方が良かったことは相手も認めてくれると思うのですが、ただミスをしてしまい、そのミスを処罰される形で負けてしまった。必ず戻ってきます。
——今回、他の試合も見ていたと思いますが、気になった選手はいましたか?
タハ モニターを通して見ていましたが、イアン・マッコールは非常に良い闘いをしているのはわかりました。残念ながら負けてしまいましたが、彼はすごいと思いました。日本のスーパースター堀口恭司さんも素晴らしいパフォーマンスでした。もちろん負けた自分の立場から指名はできないですが、できれば堀口恭司と闘ってみたいです。
——先ほどのミスについてですが、フィニッシュの段階で首を抱えていましたが、自分でスイッチをしたことが原因でしょうか?
タハ 早く立ち上がろうとしすぎたことです。膝に気をつけていたんだけど、その他への注意が逸れてしまって、そこを突かれたんだと思います。
——勝ち上がった選手では誰が印象的でしたか?
タハ ファイナルが堀口選手と石渡選手になって、堀口選手が勝つと思います。
——ヨーロッパの皆さんにメッセージをお願いします。
タハ まずは、勝利をヨーロッパの皆さんに届けることができなくてごめんなさいということです。より強くなって、ヨーロッパ、ドイツの代表として戻ってきますので、応援よろしくお願いします。
——初めての敗北ですが、いまの気分は?
タハ 良いときもあれば悪いときもあるので、いまは気分的には問題ないですが、この先何があるかが大事なので、神に感謝しています。
——負けはしたものの、非常に素晴らしいパフォーマンスでした。今後RIZINを納得させるような状況は作れるでしょうか?
タハ 良い試合もあるし、悪い試合もあるけど、しっかり納得させるような試合をしないといけないと思っています。RIZINと話をして、今後のことも視野に入れています。
——今回の敗北を受けて、サブミッションなどグラップリングの強化を考えていますか?
タハ そういった点が私にとって問題になったとは思いません。柔術もしっかり対応できたと思うし、打撃の選手がそういった選手に勝つこともできると思います。1ラウンドは大塚選手より私のほうが勝っていたと思います。私は打撃もレスリングもトレーニングはしていたので、今後いままでのやり方を変えるつもりはありません。
試合後インタビュー:大塚 隆史
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